最高値データの見方

※表示しているダイヤモンドは全て形状がラウンド・ブリリアンカットのものです。

カラット carat (略称 ct)

ダイヤモンドの重さを表す単位。1カラットは0.2g。
「石目」「キャラ目」ともいいます。
同品質であればカラット重量が大きいほど高価になります。

カラーの等級 color grade

カラーグレーディングは黄色の色調の微妙な違いを評価します。
純粋無色の「D」カラーを最高評価とし、黄色味が濃くなるにつれ、 評価は「Z」カラーまで下がりますが、
Zカラー以上の濃さを持った黄色になると、 再び評価は上がって行きます。
これらの濃い黄色を含めて、ピンク・ブルー・パープル・グリーン・オレンジ等のファンシーカラーと呼ばれる天然ダイヤモンドは、
別の分類評価をします。

※1996年9月より、それまで統一性を欠いていた各鑑定機関のカラーマスターストーンが統一されました。
鑑定書には「JJA/AGL認定マスターストーン・セット NO ○○○」と表記。

D E F G H I J K L M N O P Q R S~Z
COLORLESS
無色
NEAR COLORLESS
ほとんど無色
FAINT
わずかな黄色
VERY LIGHT
薄い黄色
LIGHT
明るい黄色

クラリティ 等級 clarty grade

クラリティグレーディングはダイヤモンドを専門家が10倍に拡大して検査し、
インクルージョン(内包物)とブレミッシュ(表面上の欠点)の大きさ、数量、クラリティの種類、存在している位置等を総合的に判断して、
ダイヤモンドの透明度、または明澄度の最高評価であるFL(フローレス:無傷)から肉眼でインクルージョンが見えるI3まで、11段階に分類して評価します。

FL IL VVS1 VVS2 VS1 VS2 SI1 SI2 I1 I2 I3
Flawless Internally
Flawless
Very Very Slightly
Included
Very Slightly
Included
Slightly Included Included
10倍で内部外部に欠点なし 10倍で内部に欠点なし 10倍で内部、外部に非常に発見困難な欠点 10倍で内部、外部にやや発見困難な欠点 10倍で内部、外部に発見容易、肉眼では困難な欠点 肉眼で容易に内包物、欠点が発見できる

カットの等級 cut grade

カットグレーディングはダイヤモンドに入射した光が反射する時、 最大限に輝きを引き出すカットにされているかを検査します。
GIAカット・グレーディング・システムに基づいて、 自動測定器によるプロポーション計測、目視評価による結果とを組み合わせて、
最終的な総合カット・グレード(Excellent、VeryGood、Good、 Fair、Poor)の5段階に等級付けされます。

※日本ではラウンド・ブリリアント・カットのダイヤモンドのカット評価は2006年4月より、
AGL(宝石鑑別団体協議会)カット基準から、GIAカットグレーディングシステムによる評価へと変更しました。

Excellent
エクセレント
VeryGood
ベリーグッド
Good
グッド
Fair
フェアー
Poor
残念
素晴らしい とても良い 良い まあまあ 残念

蛍光性

ダイヤモンドは長波紫外線を当てると、石によって様々な蛍光を発し、発光の強弱により5段階に分類されます。
色調は一般的にブルーの蛍光色が多く占めていますが、イエローイッシュグリーン、オレンジ、ピンク、レッドなどがあります。
蛍光性があるということは、天然ダイヤモンドのひとつの特性とも言えますが、強い蛍光性があるダイヤモンドは地色を白く見せたり、
「テリ」が鈍く、石全体が曇って見えたりと、カラーやクラリティに良くない影響を及ぼします。
ダイヤモンド買取では、蛍光性が強くなるほど、マイナス評価となります。

None Faint Medium Strong VeryStrong
無し 弱い 強い かなり強い

鑑定機関について

国内の鑑定書を発行する鑑定機関は公的ではなく、それぞれ独立した営利目的会社であるため、
中立で厳正な評価をする鑑定機関から、営利優先であまく評価する鑑定機関まで幅広く存在します。

数ある鑑定機関の中でも信頼度が高く、国内ダイヤモンド売買取引の指標となっている3社を紹介します。

中央宝石研究所(CGL)


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ダイヤモンド鑑定書・ソーティング発行の国内最大シェアを誇り、国内買取相場の基準となっています。

ホームページ:http://www.cgl.co.jp/

AGTジェムラボラトリー(AGT)


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ダイヤモンドグレーディングにおいて高い信頼性がある。
ファンシーカラーのダイヤモンドの色識別でも高い評価。

ホームページ:http://www.agt.jp/

米国宝石学会(GIA)


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1931年にカリフォルニア州で設立。世界で最も権威ある鑑定機関。
現在、ダイヤモンドの鑑定基準になっている「4C」と「国際ダイヤモンドグレーディングシステム」を考案・開発。

ホームページ:https://www.gia.edu/JP

鑑定書に記載されている記号や文字の意味が理解できれば、ダイヤモンドの品質の善し悪しや適正な買取価格が分かるようになります。

ダイヤモンドオークションについて

国内外のダイヤモンド業者間(B to B)オークションや、消費者参加型の公開オークションの開催月と落札価格(税込)のデータを掲載しています。
ダイヤモンドの流通市場でオークションはダイヤモンド買取業者の最終売却先になっていることも多く、注目に値します。